【書評】村上世彰の生涯投資家
こんにちは、satoshiです。
世代にもよると思いますが、投資をしている人にとっては多くの人がご存知だと思います。かつて村上ファンド代表として世間を賑わせた村上世彰氏の自叙伝です。
この本を読むまで村上さんのイメージといえば、
くらいしかありませんでした。
アマゾンでの評価が良かったので思わず購入してしましましたが、めちゃめちゃ面白かったです。
コーポレートガバナンス
村上さんが一番伝えたかったことはコーポレートガバナンス(企業統治)です。
このコーポレートガバナンスを日本に浸透させるために官僚を辞めてファンドマネージャーになったくらいですからね。
上場企業の経営者ならば、株主価値が上がるような経営を行わなければならない。買収対策として企業間での株の持ち合い、用途が明確でない内部留保を溜め込むような会社はMBOなどで上場廃止とすべきである。
まさに仰る通りと思いました。投資家よりむしろ経営者こそこの本を読んでもらい、何のために上場しているのか?株主と向き合った経営ができているか?しっかり考えてもらいたいと思いました。